SMAって何?従来のマウスピース矯正との違いをわかりやすく解説

「SMA」という言葉を初めて聞く方も居るかもしれません。「SMA」は、マウスピース矯正の一種です。マウスピース矯正は、透明な装置を装着して少しずつ歯を動かしていく治療法です。
近年、装置の素材や製作の技術が進歩しており、さまざまな種類のマウスピース型装置が登場しています。そのひとつが「SMA」です。
なぎ歯科クリニックでは、SMAを利用したマウスピース矯正を行なっています。
今回は、SMAとはどのような矯正装置なのか、従来のマウスピース矯正との違いやメリット、治療を受ける際に知っておきたい注意点について解説します!
SMA(シェイプメモリーアライナー)とは?

SMAとは、「Shape Memory Aligner(シェイプメモリーアライナー)」の略です。形状記憶の性質を持つ素材を使用した、マウスピース型の矯正装置です。
マウスピース矯正では、歯並びの変化に合わせて形の異なるマウスピースを順番に装着し、少しずつ歯を動かしていきます。
SMAも、マウスピースを使って歯並びを整えるという点では従来のものと同じですが、装置に使用する素材と製作方法が異なります。
SMAでは、形状記憶の性質を持つ素材を使用し、専用の3Dプリンターでマウスピースを直接製作します。
直接出力するため、従来型のものと比較して適合精度がとても高くなります。
SMAと従来のマウスピース矯正は何が違う?
SMAと従来のマウスピース矯正との違いについてさらに詳しく解説していきます!
形状記憶の性質を持つ素材を使用している
SMAの特徴のひとつは、形状記憶の性質を持つ素材を使用していることです。
歯を動かすためには、歯に適切な力を加える必要があります。SMAでは、形状記憶の性質を持つ素材の特徴を生かして、歯に持続的に矯正力を加える仕組みが採用されています。
緩やかで持続的な矯正力がかかるので、痛みが少なく、効率的な歯の移動が可能
3Dプリンターでマウスピースを直接製作する
従来のマウスピース矯正では、歯並びのデータをもとに装置を設計し、歯型の模型などを利用してマウスピースを作成します。
一方、SMAでは、データ上で設計したマウスピースを3Dプリンターで直接出力し、製作します。そのため、適合精度がとてもよいのが特徴です。
歯にピッタリとフィットするので、アタッチメントが不要になるケースも見られます。
院内でマウスピースを製作できる
SMAのもうひとつの特徴は、必要な設備があれば、マウスピースを院内で製作できることです。インハウス矯正とも言われる方法です。
今回、なぎ歯科クリニック大島でも、SMAを新たに採用しました。
院内で装置を製作する仕組みを取り入れることで、従来の製作方法とは異なる体制でマウスピース矯正に対応できます。
外注の手間と時間を省けるため、矯正治療をご希望されてから、よりスピーディに治療を開始できます。また、マウスピースの修正も従来よりも簡単にできるようになりました。
ただし、装置の製作にかかる時間や治療期間は、それぞれの治療計画や歯並びの状態によって異なりますので、それほど治療期間を短縮できないこともありますので、ご確認ください。
SMAで矯正治療を行うメリット

SMAには、マウスピース型矯正装置ならではのメリットがあります。
透明な装置で目立ちにくい
マウスピース型の矯正装置は透明なため、ワイヤーやブラケットを使用する矯正方法と比べて、装置が目立ちにくいことが特徴です。
仕事や学校など、日常生活での見た目が気になり、矯正治療をためらっている方にとって、検討しやすい治療法の一つです。
ただし、歯並びや治療内容によっては、補助的な装置などが必要になる場合もあります。
取り外して食事や歯磨きができる
マウスピース型の矯正装置は、食事や歯磨きの際に取り外せることもメリットです。
食事のときに装置を外せるため、普段に近い食生活を送りやすく、歯磨きの際にも歯や口腔内を清掃しやすいという特徴があります。
丁寧に汚れを落として、清潔な口腔内をキープするようにしましょう。
SMAにも知っておきたい注意点がある
新しい技術を取り入れた矯正装置であっても、すべての方に適しているわけではありません。
マウスピース矯正が適応になるかどうかは、歯並びだけでなく、噛み合わせや歯を支える骨、歯周組織の状態なども考慮する必要があります。
歯並びの状態によっては、マウスピース矯正以外の方法が適している場合もあります。
SMAをご希望する場合には、治療を始める前には歯科医師による診察や検査を受け、自分に合った治療方法かどうかをしっかりと確認することが大切です。
また、マウスピース矯正は、患者さん自身による装置の管理も重要です。決められた装着時間を守り、定期的に歯科医院で経過を確認する必要があります。
さらに、矯正治療には痛みや違和感が生じることがあります。SMAは比較的痛みが少ないと言われていますが、必ず痛みが少ないわけではありません。痛みの感じ方には個人差もあります。
装置の特徴だけで判断するのではなく、治療方法や注意点について十分に理解したうえで検討しましょう。
SMAが自分に合っているか相談してみませんか?
なぎ歯科クリニック大島では、マウスピース矯正、SMA(シェイプメモリーアライナー)を採用しています。
SMAは、形状記憶の性質を持つ素材と、3Dプリンターによる製作方法を取り入れたマウスピース型の矯正装置です。院内でマウスピースを製作できることも特徴のひとつです。
大切なのは、新しい装置を選ぶことだけではなく、ご自身の歯並びや噛み合わせに合った治療方法を見つけることです。
「歯並びを整えたいけれど、どの矯正方法がよいかわからない」
「目立ちにくい矯正治療を検討している」
「SMAについて詳しく知りたい」
このようなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
なぎ歯科クリニック大島では、お口の状態を確認したうえで、一人ひとりに合った治療方法を検討していきます。歯並びや噛み合わせについて気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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この記事の執筆者
なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹 歯科医師
地域に根ざした歯科医療を大切にし、インプラント治療・予防歯科・審美歯科など幅広い診療に対応。 患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な説明と治療を心がけています。
