マウスピース矯正を成功させるためのポイントとは!6つの注意点を解説!

インビザラインなどのマウスピース矯正は、装置が目立たないことから、年齢問わずに人気のある矯正方法です。
矯正治療を考えている方、皆さんに当てはまることかと思いますが、「矯正治療をするからには絶対に成功させたい」と思います。
当院では、マウスピース治療を成功させ、良い歯並び・噛み合わせにしていくために、綿密に治療計画を立て、矯正治療を続けていけるよう、患者様と一緒になって取り組んで行きます。ただマウスピースは、取り外し可能な装置のため、きちんとルールに沿って進めていかなければ、計画通りに治療が進まなくなってしまいます。
今回はマウスピース矯正を成功させるためのポイントについて詳しく解説して行きます。
マウスピース矯正の特徴
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯並びを整えていく方法です。
装置が目立たないので、口元の見た目が気になる方や、周囲に気づかれずに矯正治療をしたい方におすすめの方法です。取り組みやすい事から、矯正治療を諦めていた30代〜50代の方にも人気があります。
マウスピース矯正の装置は、自由に取り外しができます。
そのため、食事の時や歯磨きの時には、外すことができます。快適に食事をすることができ、歯の衛生状態を保ちやすくなります。
マウスピース矯正の仕組み
次にマウスピース矯正の仕組みについて解説します。
最初に歯のデータを採得して、歯並びが整うまでのシミュレーションを行い、治療計画を立てていきます。
少しずつ形の異なるマウスピースを順番に装着することで、徐々に歯を動かしていきます。
部分的で僅かな歯並びの乱れであれば、マウスピースの枚数は少なくなります。
一方で、歯並びの乱れが大きい場合には、マウスピースの枚数は多くなり、治療期間も長くなります。
マウスピース矯正では、歯を効率的に動かすために、歯にアタッチメントという突起を装着することがあります。アタッチメントは固定式なので外すことはできません。
上からマウスピースを装着します。
マウスピースをしっかりとフィットさせ、矯正力をコントロールします。
マウスピース矯正を成功させるための6つの注意点

マウスピース矯正は、マウスピースを歯に装着するだけなので、気軽にスタートできるというメリットがありますが、自己管理がとても大切になります。
マウスピース矯正を成功させるためのポイントを解説していきます。
マウスピースの装着時間を守る
マウスピースは取り外しができる装置ですが、食事や歯磨きの時以外は、基本的には装着しておかなくてはなりません。
1日の装着時間の目安は20時間〜22時程度です。
マウスピースを外している時間が長くなると、矯正力がかかっている時間が短くなり、計画通りに治療が進まなくなってしまいます。
マウスピース矯正をするのが、お子様の場合には、親御さんのサポートも重要です。
マウスピースの交換時期と交換の順番を間違えない
マウスピース矯正では、一定期間が経過するごとに次の段階のマウスピースに交換する必要があります。それにより歯を徐々に動かしていくわけです。
マウスピースは交換していく順番が決まっていますので、順番を間違えないようにすることも大切です。
例えば順番を飛ばして、次の次のマウスピースを装着してしまうと、強い力がかかりすぎて痛みが大きくなることや、歯並びにズレが生じてしまうことがあります。
マウスピースを適切に清掃する
マウスピース矯正中は、丁寧に歯磨きをするのはもちろんのこと、マウスピース自体も清潔に保つことが大切です。
マウスピースは長時間お口の中に入れていますので、歯と同じように汚れが付着します。
マウスピースを外した際は、水を使って擦り洗いし、汚れが付着したままにならないようにしましょう。
マウスピース専用の洗浄剤も市販されていますので、時々利用することで、さらに衛生的に保つことができます。熱湯を使うと変形の恐れがあり、適切に矯正力がかからなくなってしまいます。
マウスピースの保管に注意する
マウスピースを外している時に紛失したり、破損することの無いように保管に注意しましょう。ティッシュの上など適当な場所に置いておくと、誤って捨ててしまう例も見られます。
マウスピース専用のケースがありますので、マウスピースを外した際は、ケースに入れる習慣をつけましょう。
外食などをする時には、ケースを持ち歩くようにすると安心です。
h3歯科医院の定期チェックを必ず受ける
マウスピース矯正をしている患者様には、定期的に歯科医院に通っていただき、歯の動きの状態や治療の進行具合、トラブルが起きていないかなどの診察を行います。
自分ではトラブルに気づかないことが多いです。
必ず定期チェックを受診するようにしてください。
トラブルが起きた場合は歯科医院に連絡をする

マウスピース矯正を行なっていて、いつもと違う様子や、トラブルが起きた場合には、必ず歯科医院に連絡するようにしてください。
起こりえるトラブルには次のようなものが考えられます。
・マウスピースがうまくはまらない
・マウスピースにヒビが入ってしまった
・マウスピースが割れてしまった
・マウスピースを紛失してしまった
・アタッチメントが外れた
・マウスピースが外れなくなってしまった
・いつもより痛みが強い など
そのまま使用し続けると、計画通りに治療が進まなくなってしまう可能性があります。
これらのトラブルだけでなく、いつもと何か違う様子を感じたら、早めに歯科医院に連絡するようにしてください。
場合によっては、次の受診日より前に受診をしていただき、対処させていただくことがあります。
歯の清掃を丁寧に行う
マウスピース矯正は、従来からあるワイヤー矯正と違い、歯磨きの時に装置を外すことができます。汚れが溜まり虫歯や歯周病になるリスクは、ワイヤー矯正よりも低いと考えられますが、丁寧な清掃が必要です。
矯正治療中に虫歯や歯周病になってしまうと、場合によっては矯正治療を中断しなければなりません。
毎日の歯の清掃を丁寧に行い、ご自分では除去しきれない部分は、定期的に歯科医院のクリーニングを受けるようにするのがおすすめです。
まとめ
マウスピース矯正は、透明のマウスピースを使用した矯正方法で、装置が目立たず、取り外しが可能だというメリットがあります。
しかし、しっかりとマウスピースの管理ができていないと、計画通りに矯正治療が進まないことがあります。
マウスピース矯正を成功させるためには、今回解説したよ6つの注意点を守るようにして、きれいな歯並びと噛み合わせを手に入れましょう。
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なぎ歯科クリニック大島 院長 杉本義樹