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忙しくても大丈夫?マウスピース矯正の通院頻度と日常生活の工夫

透明なマウスピースを使った矯正治療は、装置が目立たないことから、近年人気の矯正方法です。マウスピース矯正に興味を持っている方の中には、「仕事が忙しいけれど続けられる?」「部活が忙しいけど大丈夫かな?」など、忙しくてもできる治療なのか、不安を感じている方もいることでしょう。

実際、矯正治療をご希望する方は、学業や仕事が忙しい年代の方が多いです。

今回は、マウスピース矯正は忙しくても大丈夫なのか、通院頻度や日常生活の工夫で知っておきたいポイントを紹介していきます。

マウスピース矯正とは?

最初に、マウスピース矯正とは、どんな矯正方法なのか解説します。マウスピース矯正は、「矯正治療を始めたいけれど、装置が目立つのは嫌」「仕事や学校に支障を出したくない」という方に人気の矯正方法です。

透明で目立たない装置

マウスピース矯正は、薄く透明な樹脂製のマウスピースを歯に装着し、一定期間ごとに取り替えて、少しずつ歯を動かす方法です。

装置は目立ちにくく、写真や人前で話す場面でもほとんど気づかれません。接客業や営業職など、人と接する機会が多い方も安心して選ばれています。

取り外しが可能で柔軟な装置

マウスピースは自分で取り外せるため、食事や歯磨きのときは外すことができます。

従来からあるワイヤー矯正のように「食べ物が引っかかる」「歯磨きがしにくい」といった不便さが少なく、生活スタイルに合わせやすいというメリットがあります。

マウスピース矯正の通院頻度はどれくらい?

忙しい方が、気になるポイントの一つが、治療の通院頻度では無いでしょうか。

マウスピース矯正の通院頻度を具体的に紹介していきます。

基本は1〜2か月に1回

マウスピース矯正では、治療計画の際にコンピューター上で歯の動きをシミュレーションし、あらかじめ数十枚のマウスピースをまとめて作製します。

そのため、毎回細かい調整が必要なワイヤー矯正と比べて通院回数は少なく、1〜2か月に1回程度が目安となります。

順調に矯正治療が進んでくると、もう少し通院頻度を減らせることもあります。

ワイヤー矯正よりも少なめで済む理由

ワイヤー矯正では、歯にかける力を、ワイヤーで歯科医師が直接調整します。そのため複雑な歯の動きができるのですが、月に1回は必ず通院が必要になります。

これに対しマウスピース矯正は、自分で次のマウスピースに交換することで歯を動かせるため、歯科医院でのチェックは「経過確認」と「トラブル対応」が中心になります。

マウスピース矯正は、通院間隔を空けることができるので、忙しい方も安心して続けられます。

複雑な歯の動きに向いていなかったマウスピース矯正も、近年対応できる歯並びが増えていますので、ご希望の方はまずはご相談ください。

日常生活における工夫と注意点<

マウスピース矯正は、通院が少なくて済みますが、日常生活での自己管理がポイントになります。

装着時間を守るコツ

マウスピース矯正は、1日20〜22時間の装着が基本です。装着時間が短いと予定通りに歯が動かず、治療が長引いたり結果が思うように出なかったりします。 

必ず、装着時間を守れるようにしていきましょう。

忙しい方には、次のような工夫もおすすめです!

  • 食事と歯磨きの時以外は常に装着する習慣をつける
  • 外したときはアラームをかけて装着忘れを防ぐ
  • スマホアプリで装着時間を管理する

マウスピース矯正をしている方が利用できるスマホアプリも出ています。自分がやりやすい方法で、装着時間の管理をするようにしましょう。

食事や歯磨きで外す時の管理方法

食事の際は必ずマウスピースを外す必要があります。飲み物は水であれば装着したままでも問題ありませんが、コーヒーやお茶など色の濃い飲み物はマウスピースの着色の原因になるため、外してから飲むことをおすすめします。

また、装置を外した後は必ず歯磨きをしてから再装着するのが理想です。外食や仕事で歯磨きが難しい場合は、うがいだけでも行い、可能な限り早めに歯磨きをするようにhしましょう。

仕事や学校での管理方法

マウスピース矯正の装置は、装着していてもほとんど目立たないため、仕事や学校で、人と話す機会が多い方でも支障なく継続することができます。

学生の部活でも、大きな制限なく治療を続けることができます。激しいスポーツや吹奏楽などでは、一時的に装置を外す必要があることもありますが、従来からのワイヤー矯正と比較すると、かなり柔軟に対応することができます。

部活と矯正治療との両立でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

臨時で受診が必要になるケース

通院頻度が少ないとはいえ、次のようなトラブルが起きた場合は臨時で受診する必要があります。トラブルの具体的な例を紹介します。

マウスピースの破損や紛失

マウスピースが割れるなど破損してしまった場合や、紛失した場合には、早めに受診が必要です。放置すると、歯に適切な矯正力がかからないため、計画どおりに治療が進まなくなってしまいます。

装置が合わなくなったとき

装着した時に、「マウスピースが浮いている」「しっかりはまらない」という時は、注意が必要です。うまくマウスピースがはまっていないと、計画通りに歯は動きません。

また、はまりにくい場合には、歯の動きに誤差が生じている可能性があります。自己判断せず、早めに受診をして、必要に応じて調整を受けるのが良いでしょう。

痛みや違和感が強いとき

新しいマウスピースに交換した直後は、多少の違和感や圧迫感がありますが、強い痛みが続く場合は不具合が起きている可能性があります。

歯ぐきや粘膜に傷がついている場合や、マウスピースが合っていない可能性があるので、早めに受診をするようにしましょう。

忙しい人でも続けられる理由!!

マウスピース矯正が忙しい人でも続けられる理由をまとめて見ていきましょう。

生活に大きな制限がない

装置の取り外しができるため、食事制限はほとんどありません。会食や飲み会、旅行など、ライフスタイルに合わせた柔軟な対応が可能です。

通院間隔が長く予定を立てやすい

忙しい方でも予定が立てやすく、治療を継続しやすい矯正方法です。頻繁に通院する必要がないので、仕事や学校・育児の合間に通院しやすいです。

旅行や出張中も対応可能

あらかじめ数枚分のマウスピースを受け取っておけるため、長期の出張や旅行中でも治療を止めずに続けられます。マウスピースの枚数に不安がある場合など、長期不在の予定を伝えておいていただければ、計画に組み込むことができます。

マウスピース矯正は「通院頻度が少ない」「装置が目立たない」「日常生活の制限が少ない」という特徴から、忙しい方に向いている治療法だと言えます。

ただし、自己管理が必要な方法で、例えば装置の装着時間を守れなければ効果が出にくくなります。自己管理が継続できるよう、工夫をしながら生活に取り入れていきましょう。

「マウスピース矯正を始めてみたい!」「自分にマウスピース矯正は合っているのかな?」と考えている方は、ぜひ一度、ご相談ください。      


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なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹

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