ホワイトニング治療で得た歯の白さをキープしたい!注意点とポイントを解説!
ホワイトニング治療は、歯質自体の色を白く明るくし、見た目を美しくする審美歯科治療です。近年、口元の美意識が高い方が増え、ホワイトニングを希望する患者様が増えています。
口はお顔の中心に位置しているため、口元の印象は、お顔全体の印象にも影響します。
歯が白く美しいと、清潔感があり若々しい印象を感じることも多いです。
今回は、ホワイトニング治療を行った場合、歯の白さをキープするための注意点やポイントを詳しく解説していきます。
歯科医院で行うホワイトニング治療には何があるの?
歯科医院で取り扱っているホワイトニングは2種類あります。
「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」です。これら両方を併用する方法を「デュアルホワイトニング」と言います。
それぞれの特徴について、最初に解説していきます。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術を行うものです。高濃度のホワイトニング薬剤を使用するため、1度の効果が高いのが特徴です。効果の現れ方には個人差がありますが、1回〜2回の施術でほとんどの人が満足のいく白さになるでしょう。
歯科医師、歯科衛生士しか施術を行うことはできません。結婚式や面接などのイベントを控えている方など、急いで歯を白くしたい方におすすめです。
ホームホワイトニング
自宅でマウスピースを装着して歯を白くするタイプのものです。歯科医院で自分専用のマウスピースを作製し、専用のホワイトニングジェルを処方します。
毎日2時間程度マウスピースを装着し、効果が現れるまで1週間〜2週間かかります。
低濃度の薬剤でじっくり歯の内側から白くしていくので、後戻りしにくいのが特徴です。
自分のペースでホワイトニングを行いたい方、通院の都合がつきにくい方におすすめです。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
オフィスホワイトニングで一気に歯の色を白くした後、ホームホワイトニングを行い、さらに白さを定着させていきます。
短時間で白さを実感することができ、白さをより持続させることができます。
とことん歯を白くしたい方におすすめです。
ホワイトニング効果はどのくらい続くの?
ホワイトニングで得た歯の白さは、残念ながら永遠ではありません。徐々に色の後戻りが起きます。効果の持続期間はホワイトニング方法によって異なりますが、目安は次の通りです。
- オフィスホワイトニング 3ヶ月〜6ヶ月程度
- ホームホワイトニング 6ヶ月〜1年程度
- デュアルホワイトニング 1年〜2年程度
色戻りが起きてきたら、タッチアップといって再び施術を行うことで、白さを維持することができます。ホームホワイトニングを定期的に行うのも効果的でしょう。
ホワイトニング効果の持続期間は、生活習慣にも影響します。
色素が沈着しやすい習慣があると、持続時間は短くなりやすくなります。
ホワイトニングで得た歯の白さをキープするための注意点とポイント
ホワイトニング後、歯の白さを出来るだけ維持するためには、生活習慣に注意することも大切です。注意点やポイントを紹介していきましょう。
オフィスホワイトニング直後は着色しやすい飲食物を摂取しない
オフィスホワイトニング直後は、薬剤により歯面を保護するペリクルという膜が剥がれた状態になっています。歯が食べ物の色を吸収しやすく色戻りしやすいです。より注意が必要です。
24時間〜48時間でペリクルが再生されるので、最低24時間は色のついた飲食物を控えるようにしましょう。
避けた方が良い飲食物が多いので、ホワイトニングの施術を予定している場合には、食事の約束などを入れないように注意しましょう。
避けた方がよい飲食物
ベリー類(ブルーベリー、ストロベリーなど)・カレー・トマトソース・醤油・ソース
チョコレート・レモン・ケチャップ・キムチ・コーヒー・紅茶・コーラ・炭酸飲料・赤ワイン・ビールなど
色の濃い飲食物やポリフェノールを含むもの、炭酸飲料は着色しやすくなります。
醤油・ソースなどの味付けもだめです。
飲食してもよいもの
白米・白身魚・パスタ(クリームソース系の色が薄いもの)・ヨーグルト(プレーンタイプ)
豆腐・カリフラワーや大根など白い野菜・牛乳・水・白ワインなど
基本的に白色や透明のものであれば大丈夫です。醤油系の味付けも避けた方が良いので、出汁で味つけをしたものや、クリームソース系のものが良いでしょう。
食後は必ず歯を磨く
歯に汚れが付着したままだと、着色しやすくなります。歯の健康のためにも、食後は必ず歯を磨くようにしましょう。
外食で歯磨きが難しい場合には、食事の最後に水を飲むだけでも違います。
ホワイトニング歯磨き粉を利用する
ホワイトニング歯磨き粉は、ホワイトニング治療のように歯質自体を白くすることはできませんが、歯に付着した着色汚れを浮かせて落とす作用があります。歯の白さをキープするのに役立ちます。
ただし「ホワイトニング歯磨き粉」と謳っているも製品の中には、研磨剤が入っており歯面を傷つける可能性があるものもあります。
ホワイトニング後の歯磨き粉について適切なものを知りたい場合には、歯科医師または歯科衛生士にお尋ねください。
定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
自分でしっかり歯を磨いているつもりでも、どうしても磨き残しはできてしまいます。
ちょっとした着色汚れでも放置すると色戻りしやすくなります。歯の白さをキープするためには、汚れが落ちにくくなる前に、定期的に歯科医院のクリーニングを受けるのがおすすめです。
歯科医院のクリーニングは、虫歯予防にもなりますよ!
まとめ
ホワイトニング治療を行うと、歯の色を白く明るくすることができます。お顔全体の印象も明るく清潔感のあるものになることでしょう。
しかし、ホワイトニングで得た歯の白さは永遠に続くわけではありません。一定期間が経過すると、色戻りが起きます。再びオフィスホワイトニングを行ったり、定期的にホームホワイトニングを行うことで歯の白さを維持することができます。
それから、出来るだけ歯の白さを維持するためには、色素沈着しやすい状況を作らないことが大切です。
今回解説した注意点・ポイントに気をつけて過ごすようにしましょう。
当院でもホワイトニング治療を行っています。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングのいずれも取り扱いがあります。
虫歯の治療状況など、お口の中全体の状況を把握した上で、ホワイトニング治療をおすすめさせていただきますので、安心してお任せいただけます。
歯ぐきの黒ずみの治療も行っていますので、歯ぐきの色が気になる方もご相談ください。
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なぎ歯科クリニック大島 院長 杉本義樹