入れ歯が合わない…でもインプラントが怖い方へ

「入れ歯が合わなくて困っているけれど、インプラントはなんとなく怖い」
このように考えている方がいらっしゃいます。
また、入れ歯の違和感を感じながらも、我慢して使い続けている方も少なくありません。
だからといって、そのままにしておくと。食事や会話のストレスが積み重なり、生活の質が下がってしまうことがあります。
今回は、入れ歯のお悩みをお抱えの方、インプラント治療に不安がある方、両方に向けて、治療の選択肢についてわかりやすくお伝えしていきます。
入れ歯が合わないと感じていませんか?

入れ歯を使っている方の中には、次のようなお悩みを感じている方が多くいらっしゃいます。
- 噛むと痛い、違和感がある
- 食事中に外れそうで不安
- 硬いものが食べられない
- 話しにくい、発音がしづらい
- 見た目が気になる
- 何度作り直しても合わない など
このような状態でも、入れ歯はこんなものだと思って我慢してしまう方も多いです。
当院では、入れ歯のお使いの方が、できるだけ快適に入れ歯を使えるように、微調整を行うなどして、患者さまそれぞれに合った治療を行っています。
しかし、入れ歯は「歯ぐきの粘膜の上の載せる」という構造のため、どうしてもご自身の歯のようには使用できないという側面もあります。
なぜ入れ歯は合わなくなるのか
入れ歯が合わなくなるのは、決して使い方の問題ではありません。
歯を失った部分の顎の骨は、時間とともに少しずつ痩せていきます。それに伴って歯ぐきの形も変わるため、最初はぴったり合っていた入れ歯でも、次第に合わなくなってきます。
また、噛み合わせの変化や、入れ歯自体の劣化も影響します。調整や作り直しは、どうしても必要になるのです。
インプラントが怖いと感じる理由

入れ歯に不満があっても、インプラントに踏み出せないという方は、多くいらっしゃいます。「怖い」というイメージを持っている方も多いようです。
インプラントが怖いと感じるのに、考えられる理由を挙げていきます。
手術が怖い・痛そう
インプラントは、顎の骨に直接、人工歯根を埋め込む治療です。外科手術が必要になるので、「歯ぐきを切る」「骨に埋める」などと聞くと、どうしても大がかりで怖いイメージを持ってしまいます。
手術の流れやこれまでの症例などを聞くと、安心することもあるので、わからないことは、事前に何でも質問してください。
失敗やトラブルが心配
インターネットや口コミで、ネガティブな情報を目にすることもあり、不安が強くなることがあります。不安を感じている時には、そのような情報ばかりについ目がいってしまいがちです。
インターネットや口コミの情報が正しいとは限りません。
当院では、インプラントのメリットばかりでなく、リスクの面もしっかりと説明させていただいています。
どのような治療も100%の成功はありません。だからこそ、正しい情報を知ることが大切です。
費用が高いのではないか
インプラント治療は自費診療であるため、「とても高額なのでは」と感じてしまう方も多いです。確かにインプラントは、保険診療の入れ歯と比べると高額になります。
しかし、それだけのメリットがある治療であり、きちんとケアをすれば20年以上使えることもあります。
治療時にかかる費用だけでなく、10年20年先のことも考えて、治療を選択すると良いでしょう。
自分にできるのかわからない
年齢や持病、骨の状態など、「自分が対象になるのか」がわからず不安になることもあります。インプラント治療自体には、年齢制限はありません。
それよりも重要なのは身体の状態です。持病や骨の状態によっては、インプラント治療は適切でないと判断する場合もあります。
ご自身がインプラントの適応になるのか気になる場合には、お尋ねください。
必要に応じて、内科主治医の先生と連絡をとりながら、治療計画を立てさせていただきます。
考えられる不安要素をいくつか挙げていきましたが、不安が大きい時は、無理に治療を進めるべきではありません。不安がしっかりと払拭されてから、治療を進めるのが良いでしょう。
「インプラントに興味はあるけれど不安」という方は、お気軽にご相談ください。
インプラント治療は怖くない!
実際のインプラント治療は、多くの方がイメージするよりも負担が少ない治療です。
痛みや負担を抑えた治療が可能
治療はしっかりと麻酔を行ったうえで進めますので、治療自体に痛みはありません。
そして、当院では全てのインプラント手術において、リラックスした状態で受けられる静脈内鎮静法を選択することができます。
精密な検査と計画でリスクを軽減
事前に、歯科用CTによる画像診断・シミュレーションを行い、骨の厚みや神経・血管の位置などを詳しく確認します。情報をもとに治療計画を立て、インプラント手術のシミュレーションを実行しています。
シミュレーションでは「どの位置に、どのような角度でインプラントを埋め込むか」など、細かな点まで事前に確認できます。
入れ歯とインプラントの違い
入れ歯とインプラントは、構造が大きく異なるため、使い心地にも違いがあります。
最後に入れ歯とインプラントの違いをまとめましたので、参考にしてください。
噛む力の違い
インプラントは顎の骨に固定されるため、天然歯に近い感覚で噛むことができます。
一方、入れ歯は支えが歯ぐきになるため、どうしても力が分散しやすくなり、噛む力は弱くなります。
快適さ・安定性
インプラントは固定式のため、ズレたり外れたりする心配が少なく、違和感が少ないのが特徴です。天然の歯のような使用感を得ることができます。
見た目の自然さ
金具が見えることがある入れ歯に対し、インプラントは自然な見た目に仕上がりやすいです。インプラントの人工歯部分は、天然歯のような見た目のセラミックやジルコニアが使われます。
周囲の歯への影響
インプラントは単独で機能するため、周囲の歯に負担をかけにくいという特徴があります。一方で入れ歯の場合は、残っている歯を支えにして入れ歯を固定するため、どうしても負担がかかってしまいます。
納得して治療の選択をしましょう!

インプラントに対して不安を感じるのは、とても自然なことです。
だからこそ、無理に決断する必要はありません。まずは今の入れ歯の状態を調整して、見直してみてから、インプラント治療を検討するのでも良いと思います。
大切なのは、正しい情報を知り、自分にとって納得できる方法を選ぶことです。
「まだ迷っている」という段階でも大丈夫です。
まずはお口の状態を確認し、どんな選択肢があるのかを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
当院のインプラント治療についてはこちら
この記事の執筆者
なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹 歯科医師
地域に根ざした歯科医療を大切にし、インプラント治療・予防歯科・審美歯科など幅広い診療に対応。 患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な説明と治療を心がけています。
