マウスピース矯正のアタッチメント、ついたままになっていませんか?

マウスピース矯正を途中まで行ったものの、さまざまな理由で治療を中断してしまった方、歯にアタッチメントがついたままになっていませんか?
他院で矯正をして中断をした経験がある方、ご自身の事情で昔のアタッチメントがそのままになっている方へ、今回はアタッチメントをそのままにしておくリスクや、アタッチメント除去の流れについて解説していきます。
マウスピース矯正の「アタッチメント」とは?
まずはマウスピース矯正をする場合に取り付ける「アタッチメント」とは何か、解説します。
アタッチメントの役割
アタッチメントとは、歯の表面に接着する小さな突起物のことです。マウスピース矯正をする場合に、歯の動きをコントロールするために取り付けます。例えば、歯を回転させたり、歯を引き上げたり、歯を効率よく移動させたりする時に使います。
どんな素材でできている?
アタッチメントは、歯科用レジン(樹脂)でできています。コンポジットレジンと呼ばれる素材で、むし歯治療の詰め物にも使用されるものと近い材料です。
見た目は、歯と同じような色をしているため、よく見ないと分からないこともあります。
プラスチックのような素材のため、時間が経つと劣化します。着色や変色が起きたり、ザラつきが見られたりします。
本来、矯正治療期間中だけ使用する前提で、取り付けられたものであることを知っておきましょう。
アタッチメントがついたままになるケースとは?

どのような場合、アタッチメントがついたままになるのでしょうか。
矯正治療を中断してしまった
マウスピース矯正の治療期間は数ヶ月〜数年に及びます。途中で治療を中断してしまい、アタッチメントがそのままになっているケースがあるかもしれません。
治療を中断する理由は、仕事や育児の都合、モチベーションの低下、痛みや違和感の辛さなど、さまざまだと思います。
ですが、矯正をやめたタイミングでアタッチメントの除去を行わないと、そのまま残ってしまいます。
転院・医院閉院などの事情
通っていた医院が遠方になってしまったり、閉院してしまったりするケースもあります。
そのような場合、どうして良いか分からずに、アタッチメントがそのままになってしまっているケースもあるでしょう。
アタッチメントをそのままにしておくリスク
「小さな突起だし、見た目もそれほど気にならないから大丈夫」そう思っている方も居るかもしれません。しかし、アタッチメントを長期間放置すると、さまざまなリスクがあります。リスクについても知っておきましょう。
プラークがたまりやすくなる
アタッチメントがあることで、歯の表面にデコボコの段差ができます。
段差があることでプラーク(歯垢)が溜まりやすくなり、虫歯のリスクを高めたり、歯ぐきに炎症を引き起こしたりすることとがあります。
着色・見た目の問題
アタッチメントはレジン素材でできており、着色しやすい性質があります。
時間が経つと、黄色〜茶色に変色し、周囲の歯と比べて色が目立つようになります。歯の表面がまだらに見えることもあり、審美的な問題が生じやすいです。
特に前歯にアタッチメントが残っている場合には、口元の印象に影響しやすくなります。
咬み合わせや歯への負担
本来、アタッチメントはマウスピース矯正中にマウスピースとセットで機能するものです。マウスピースを装着していない状態でアタッチメントだけが残っていると、咬み合わせに違和感が出ることがあります。
また、強く噛んだときに欠けたり、部分的に割れたりするなどの、トラブルが起こる可能性があります。
むし歯の発見が遅れる可能性
アタッチメントが付いていると、その部分の歯の周囲を十分に確認することができません。もしアタッチメント接着面の周囲で小さなむし歯が進行していた場合、発見が遅れてしまう可能性があります。
アタッチメント除去はどんな処置?

アタッチメントがそのままになっている方の中には、「外すときに痛いのではないか?」「歯を削られてしまうのではないか?」という心配を抱いているかもしれません。
不安に思われる方もいますが、実際の処置はとてもシンプルで、安心できる処置になります。
痛みはある?
アタッチメントの除去は、基本的に痛み無く行うことができます。レジンでできたアタッチメント部分のみを削り取るので、麻酔をしなくてもほとんど痛みを感じることはありません。
専用の器具でレジン部分のみを丁寧に削り取り、その後、歯の表面を研磨して仕上げます。処置は短時間で終わることができます。
歯は削れるの?
アタッチメントだけを除去するので、天然歯を大きく削ることはありません。
専用のバーやポリッシャーを用いて、歯を守りながら慎重に処置します。
最後にしっかりと研磨を行うことで、歯の表面をなめらかに整えて完了になります。
着色やザラつきも綺麗になるので、とてもすっきりとしたように感じられるはずです。
他院で矯正をしていた場合でも大丈夫?
当院では、他院で矯正を受けていた方でも、アタッチメント除去のみの相談を受け付けています。
もちろん、現在の歯並びや咬み合わせの状態を確認したうえで、必要があれば今後の選択肢をご説明することはありますが、無理に治療をすすめることはありません。
まずは今のお口の状態を整えることが大切です。
安心して、ご相談ください。
ブラケットの除去について

アタッチメントだけでなく、矯正治療でブラケットを装着している方の除去も受け付けています。
ブラケット矯正は、歯にブラケットという装置を装着して、そこにワイヤーを通して歯を動かします。
何らかの事情でブラケット矯正を中断してしまった方、ブラケットもアタッチメントと同じように外すことができます。
矯正治療を続けていないにも関わらず、ブラケットが付いたままになっていると、プラーク(歯垢)が溜まりやすくなるなどして、ご自身の歯に悪影響があります。
当院のアタッチメント除去の費用はこちら
- アタッチメント1歯:2,200円
- ブラケット1歯:5,500円
他院で取り付けたものでも、外すことができます。
お気軽にご相談ください。
アタッチメントが気になる方へ
アタッチメントがついたままの状態は、決してめずらしいことではありません。「今さら相談していいのかな」と思う必要もありません。歯を守るために、放置はしないようにしましょう。
「矯正を中断してしまった」「歯科医院に通えなくなった」などどんな理由でも構いません。処置自体は簡単に終わります。
気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
お口の状態を確認し、安心して過ごせる環境を一緒に整えていきましょう。
当院のマウスピース矯正についてはこちら
この記事の執筆者
なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹 歯科医師
地域に根ざした歯科医療を大切にし、インプラント治療・予防歯科・審美歯科など幅広い診療に対応。 患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な説明と治療を心がけています。
