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40代・50代からでも間に合う?大人の矯正で若々しい口元を手に入れる方法

「矯正治療は若い人がするもの」というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし近年は40代・50代の方が矯正相談に来られることが増えています。

口元は年齢が出やすい部分だからこそ、整えてあげると見た目年齢が大きく変わります。さらに、健康面にも良い影響があります。

今回は、40代・50代の方が矯正治療でどのように若々しい口元を手に入れられるのか、そして健康面でもどのようなメリットがあるのかをくわしく解説します。

なぜ40代・50代に矯正を始める人が増えているのか

40代50代の方の矯正治療が増えているのは、ご自身の見た目への意識の高まりと、マウスピース矯正などの目立たない矯正治療の普及が考えられます。

見た目を整えたいというニーズが増えている

マスク生活が長かった反動で、「口元の印象を整えたい」「笑顔に自信を持ちたい」という方が増えています。

また、SNSの普及などで、口元の見た目への影響に関する知識を得やすくなっていることが考えられます。

「口元の美しさが若々しさにつながる」という意識が高まり、年齢を重ねた方でも矯正治療を検討することが増えています。

口元の老化が気になり始める年代

40代を過ぎると、

  • ほうれい線が深くなる
  • 唇が薄くなる
  • 口角が下がる

など、「顔の変化」を強く感じ始めます。実はこれらの一部は、歯並びや噛み合わせが影響しているケースも多いです。

治療技術の進歩で矯正がしやすくなった

透明で目立たないマウスピース矯正の普及により、仕事中も周りに気づかれず矯正を進められます。従来からあるワイヤー矯正のように、歯の表面に目立つ装置を装着する必要がありません。口元の見た目を気にするご年齢の方でも安心です。

また、歯科用CTや3Dシミュレーションが発達したことで、

「歯周病があるから難しいのでは?」

「差し歯が多いから無理かも…」

といったお悩みがある方も、矯正治療についてより安全に判断できるようになっています。

歯並びが与える見た目年齢への影響

見た目年齢は、必ずしも歯並びが影響しているわけではありませんが、中には歯並びが影響するものもあります。

口元のたるみ・ほうれい線は歯並びが原因のことも

奥歯の噛み合わせが低くなると、顔全体のバランスが崩れ、ほうれい線やマリオネットラインが深く見えることがあります。

矯正で正しい高さに戻すことで、口元のたるみが改善し、フェイスラインが引き締まることがあります。

前歯の角度や位置が顔の印象を左右する

出っ歯気味で口が閉じにくい場合、どうしても口元が前に出て見え、「老けた印象」につながることがあります。

前歯の位置が整うことで横顔がスッキリし、若々しいシルエットになることがあります。

歯並びが整うと笑顔が若返る

歯に段差があると影ができ、口元が暗い印象になります。

矯正で歯列が整うと光の反射が均一になり、自然と明るい笑顔に感じるようになります。

写真を撮ったときにも「キレイに写るようになった」と感じる方はとても多いです。

40代・50代で矯正を始めるメリット

見た目やアンチエイジングに関わるメリットを具体的に紹介します。

口元のシワやたるみが改善しやすくなる

噛み合わせが整うと、頬の筋肉が正しい位置で働くようになり、口周りが引き締まります。ほうれい線が少し薄く見えたり、口角が上がりやすくなったりするなど、アンチエイジング効果を実感できることがあります。

噛み合わせ改善でフェイスラインがスッキリ

噛み合わせが悪いと、場合によってはエラの筋肉が肥大し、顔が大きく見える原因になることがあります。

矯正治療でバランスよく噛めるようになると、過度な筋肉の緊張が減り、フェイスラインがスッキリ見えることがあります。

自信が戻り、表情が明るくなる心理的効果

「人前で笑えるようになった」「写真が苦手じゃなくなった」という方も多く、見た目だけではない“心の変化”が若々しさにつながります。

大人の矯正がもたらす健康メリット

40代・50代から矯正治療をすることで、健康的にも大きなメリットがあります。

むし歯や歯周病のリスクが下がる

歯並びがガタガタしていると、歯ブラシが届きにくく汚れが残りやすくなります。

矯正で整うと、磨き残しが減り、むし歯や歯周病のリスクを大きく下げることができます。

噛み合わせ改善で肩こり・頭痛が軽減するケースも

噛み合わせの不調和は、口の中だけの問題ではありません。顎の周りの筋肉へ負担をかけ、肩こり・頭痛・姿勢の不調につながることがあります。

矯正治療によってバランスが整うことで、これらの症状が改善するケースも少なくありません。

食事の咀嚼効率が上がり、全身の健康にプラス

しっかり噛めるようになると、食べ物を細かくすることができ、唾液も増えるので、消化吸収がスムーズになります。

胃腸への負担も減るので、健康維持にプラスになります。

40代・50代の矯正治療で気をつけたいポイント

何歳でも矯正治療をすることができますが、40代・50代から矯正をする場合、気をつけなければならないポイントがあります。

歯周病の有無を必ずチェックする必要性がある

大人の矯正では「歯周病の管理」がとても重要です。

歯ぐきに炎症がある状態で歯を動かすと、骨の吸収が進むリスクがあります。歯周病がある場合には、まずはしっかり治療してから矯正を開始します。

歯の動くスピードは若い頃と違う場合がある

年齢を重ねると骨の代謝がゆっくりになるため、若い時に行う場合と比較して、治療期間がやや長くなる傾向があります。しかし、計画的に進めることで確実に動かすことができます。

詰め物・被せ物が多い場合は矯正計画が複雑になることも

40代以降の方は治療済みの歯が多く、種類によってはアタッチメント(矯正用の突起)の付け方を工夫する必要があります。

また、ブリッジの被せ物が入っている場合、そのままでは歯を動かせないため、一旦ブリッジを除去するなどの処置が必要になります。

大人の矯正で選べる治療方法

矯正治療中の見た目を重視する方は、マウスピース矯正を選択することが多いですが、他の矯正方法が向いていることもあります。

選べる矯正方法について紹介します。

透明で目立たないマウスピース矯正

仕事や人前に出る機会が多い方に最も人気のある方法です。

装置が透明なので目立ちません。また、取り外しができるので、通常どおりに食事や歯みがきをすることができます。

様々な症例に適しているワイヤー矯正

歯の動きが複雑な場合や、大幅な改善が必要なケースではワイヤー矯正が適しています。

細かい調整がしやすく、噛み合わせをしっかり仕上げたい方におすすめです。

固定式の装置をつける必要がありますが、白色や透明の目立たない装置にすることも可能です。

前歯だけの部分矯正

気になる部分が限られている場合は、部分矯正で短期間に改善できることもあります。

気になる部分が前歯だけの場合でも、全体の矯正が必要なケースも多いため、しっかりと診断をする必要がありますが、部分矯正が適応できる場合には、費用面でも比較的始めやすくなります。

40代・50代で矯正を始めても遅くない理由

歯は何歳からでも動きます。歯が動く仕組みは、年齢に関係なく働くため、40代・50代でも十分に矯正は可能です。

また、大人だからこそ意識が高く、成功しやすいというというのも良い点です。

装着時間やお手入れをきちんと守れると治療が成功しやすくなります。

歯並びは「見た目」だけではなく、将来の歯の寿命や健康にも直結します。

いま整えることで、60代・70代以降の暮らしが大きく変わります。

まとめ

口元は年齢が出やすいからこそ、整えることで印象は大きく変わります。

さらに、健康面の改善につながることも多いのが40代・50代からの矯正の魅力です。

「もう遅いかもしれない」と迷っている方も、ぜひ一度ご相談ください。

いま始めることで、60代70代の自分の健康と笑顔が大きく変わります。


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なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹

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