仕事が忙しくても続けられる?マウスピース矯正の通院頻度や臨時で受診が必要なケースについて紹介!

「歯並びは気になるけど、矯正治療って通院が大変そう…」
そんな風に感じている方はいませんか?
仕事が忙しくて、矯正治療になかなか踏み出せない方にもおすすめなのが「マウスピース矯正」です。
今回はマウスピース矯正について、通院頻度の目安や日常生活における注意点を詳しく紹介します。
「矯正治療を検討しているけれど、なかなか踏み出せない」という方は是非参考にしてください。
マウスピース矯正ってどんな治療?
マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を使った矯正治療です。
見た目が目立ちにくいので、周囲の目を気にすること無く矯正治療をすることができます。
一定期間経過ごとに次のマウスピースに交換することで、徐々に歯を動かしていきます。
装置は取り外し可能なので、食事の時や歯磨きの時には外すことができます。
ただし1日20時間〜22時間の装着が必要なので、自己管理が必要です。
マウスピース矯正の通院頻度はどれくらい?

マウスピース矯正は、多くのケースで1ヶ月〜2ヶ月に1度の通院になります。
ワイヤー矯正は、装置を調整して歯にかかる力を調整していく必要があるのですが、マウスピース矯正は、装置を交換することで歯に力をかけていく仕組みです。
そのため、マウスピース矯正は通院頻度が少なめになります。
治療開始から治療終了後までの通院頻度や通院にかかる所要時間の目安は次のとおりです。
初回から治療開始まで
治療を開始するのにあたっては、まずは精密検査を行い、治療計画を立てていく必要があります。
口腔内スキャナーやレントゲンなどを使い、3D治療計画を作成します。
その計画をもとに、治療開始から治療終了までのマウスピースを作成していきます。マウスピースの完成には、2週間〜4週間程度かかります。
その後治療開始となります。
治療開始までは、早めに治療を開始したい場合など、月に数回の通院が必要になることがあります。1回あたりの所要時間は30分〜1時間になることが多いです。
治療中の通院
マウスピース装着中は、1〜2ヶ月に1回の通院で、治療の経過をチェックしていきます。
歯の動きやマウスピースの装着状況に問題は無いかなどを確認していきます。
1回あたりの診療時間は30分程度です。
治療がスムーズに進んでいけば、2ヶ月に1回程度の通院になります。
治療後(保定期間)
歯並びが整ったら、そこで治療が終わりではありません。「保定期間」に入ります。
保定期間は、歯が動いた後、後戻りを防ぐために、保定装置(リテーナー)を装着する期間です。
保定期間中、最初は矯正中と同様に定期的に来院していただきますが、その後は徐々に期間を空けていきますので、通院頻度は減ります。
忙しい人でも続けられる!

マウスピース矯正は、通院頻度が少なく、1回の診察が短いという特徴があります。
治療計画の段階で、歯並びが整うまでの歯の動きをシミュレーションしており、全ての段階のマウスピースを作製していくので、途中で装置の調整をする必要がほとんどありません。
通院の間隔が長いので、予定が立てやすいでしょう。
仕事が忙しくてなかなか時間が取れない方や、子育て中で長時間の通院が難しい方でも安心です。
次のような方にマウスピース矯正はおすすめです。
忙しくて頻繁に通院するのが難しい方
マウスピース矯正は1〜2ヶ月に1回の通院でOKなので、忙しい人でも受診の都合がつけやすいです。
移動や出張が多く、定期的に通院するのが難しい方
マウスピース矯正は治療中に通院が必要ですが、それほど厳密に通院期間を決める必要がありません。「決まった曜日に通院できない」「出張で長期間居ない時期がある」という方でも、通院の調整をつけやすいです。
家事と育児と仕事を両立している方!
マウスピース矯正は、外すことができる装置を使うので、普段通りに食事や歯磨きをすることができます。家事や育児で忙しい方でも少ないストレスで矯正治療を続けることができます。まとまった時間が取れなくても、自宅でできる管理が中心なので、取り入れやすい矯正方法です。
美容や健康への意識があるけれど時間が限られている方
歯並びは見た目だけの問題ではありません。将来の歯の健康にも関わります。
忙しくても、美容や健康への意識がある方にとって、計画的に進められるマウスピース矯正はおすすめの治療です。
臨時で通院が必要な場合

通常は、1〜2ヶ月の通院で問題ありませんが、トラブルが起きた時には臨時で通院が必要になります。起こり得るトラブルの具体的な例を解説していきます。
マウスピースが破損・変形した場合
マウスピースを落として割れてしまった、踏んでしまったなどのトラブルによって、マウスピースが破損したり変形したりした場合には、臨時で通院が必要になります。
そのまま使用すると、歯に正しい力がかからず、計画通りに治療が進まなくなってしまいます。
早めに歯科医院に連絡し、マウスピースの再作製などの相談をする必要があります。
場合によっては、次の段階のマウスピースを装着できることもありますが、歯の動きなどを確認する必要があるので、必ず来院するようにしましょう。
マウスピースの紛失
マウスピースを紛失してしまった場合には、早めの連絡と相談が必要です。
マウスピースを使っていない期間は、当然に歯に矯正力が全くかかっていない状態です。
歯科医に判断のもと、一個前もしくは一個先のステップのマウスピースを使うか、急遽再作製を行います。
強い違和感や痛みがある場合
矯正治療中は、歯を動かすことによる違和感や痛みがどうしてもあります。
ただし、いつもと違う強い違和感や痛みがある場合、装置が粘膜に強く当たっている場合などは、装置の調整や噛み合わせのチェックをした方が良いことがあります。
何か異常を感じたら、早めに連絡をし、受診をするようにしましょう。
アタッチメントが外れた場合
アタッチメントとは、マウスピース矯正で用いられる補助矯正器具のことを指します。
半透明や白色をしている突起で、歯の表面に取り付け、矯正力を高めます。固定式で必要なケースでのみ取り付けます。
本来アタッチメントが必要なケースで、アタッチメントが外れたままマウスピース矯正を続けると、計画通りに治療が進みません。
何らかしらのきっかけで外れてしまった場合には、早めに受診が必要です。
歯や歯ぐきにトラブルが起きた場合
歯に虫歯や知覚過敏の痛みが出た場合や、歯ぐきに腫れなどが起きた場合には、一度歯科医院を受診するようにしてください。
場合によっては、歯の健康のために、矯正治療を一度中断して、歯や歯ぐきの治療を行なった方が良いことがあります。
まとめ
マウスピース矯正は、通院頻度も少なく、計画的に続けやすい矯正治療です。
ただし、装置の自己管理は必須になります。忙しくても、マウスピースを自己管理する意識があれば、治療はうまくいきます。
マウスピース矯正に興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹