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セラミック治療の流れと注意点を詳しく解説!

「銀歯を白くしたい」「前歯の見た目をきれいに整えたい」そんな方におすすめなのが“セラミック治療”です。

セラミックは、見た目が美しく、機能性も高い人気の治療方法ですが、「治療方法を良く知らない」という方も多いです。

今回は、セラミック治療の流れや注意点について、セラミック治療を受ける上で知っておきたいポイントを詳しく解説していきます。

セラミック治療ってどんな治療?

セラミック治療は、セラミック素材を使った被せ物や詰め物を入れる治療法です。

天然歯のような自然で透明感がある見た目が特徴で、審美性と機能性を兼ね備えた治療法だと言えます。金属を使っていないので、金属アレルギーの心配もありません。

また、汚れがつきにくく、精密に作られていることから、二次虫歯のリスクが低く、長期的に美しさと健康を保ちやすくなります。

セラミック治療の特徴まとめ

  • 天然の歯のような自然な見た目になる
  • 理想の色や形を選択できる
  • 汚れがつきにくく衛生を保ちやすい
  • 二次虫歯のリスクが少ない
  • 金属アレルギーの心配がない

セラミック治療の流れ

セラミック治療は次のような流れで行われます。

①カウンセリング・検査

お口の状態を確認し、セラミック治療が適応できるかどうか診査します。

必要に応じてレントゲン撮影などを行い、歯や歯ぐき・噛み合わせの状態などを総合的にチェックします。

そして、患者様のご希望を伺いながら、セラミックの素材を決めたり、治療の回数や費用についてご説明をしたりしていきます。

もちろん無理に治療を勧めることはありませんので、まずはどんな治療なのか相談だけしたいという方も大丈夫です。

②歯の形成・型取り

セラミックの被せ物をするために、歯の形を整えます。その後型取りを行い、技工所にてオーダーメイドのセラミックを作製します。

その際、色や形などの要望を詳しく伝えていきます。

③仮歯の装着

完成までの間、削った部分を保護し、見た目を維持するために仮歯を装着することがあります。また、歯の状態から慎重に治療を進めた方が良い場合など、仮歯のまましばらく置くことがあります。

(仮歯を作らない場合もあります。)

④セラミックの装着・噛み合わせの確認

完成したセラミックを装着し、色や形、噛み合わせを確認します。問題が無ければ、専用の接着剤でしっかりつけていきます。

基本的には、装着したらセラミック治療は完了ですが、治療後しばらくしてから再び噛み合わせの確認が必要になります。

また、セラミック治療の有無に関わらず、歯の健康のためには定期検診が必要です。

治療を受ける前に知っておきたい注意点

セラミック治療は、魅力の多い治療法ですが、いくつか注意するべき点もあります。注意点を知った上で治療をするようにしましょう。

歯を削る必要がある

セラミックを装着するためには、土台となる歯を整えるために、ある程度歯を削る必要があります。金属の被せ物と比較すると、多少削る量は多くなります。

神経の処置をすることがある

土台にする歯の状態によっては、歯の神経を取る治療が必要になる場合があります。

歯の神経を取る治療が必要になる場合もありますが、神経は出来るだけ残した方が良いものです。神経があることによって、歯には栄養が行き渡ります。

しかし、土台となる歯のしみる症状が大きい場合や、削る量が多く痛みが出る可能性が高い場合、残っている歯質が少ない場合などは、歯の神経を取る処置をしてから、セラミックを被せる治療を行います。

割れるリスクがゼロではない

セラミックは、耐久性のある丈夫な素材ですが、陶器を落としたら割れることからわかるように、急激な力が加わったり、強い力が持続的に加わったりすると、割れてしまうことがあります。

割れるリスクを最小限にするため、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方には、就寝中に装着するナイトガードをおすすめすることがあります。

自費治療になる

セラミック治療は基本的に保険が適用されないため、自費治療になります。

当院では、治療前のカウンセリングで、費用についてわかりやすく説明しています。

保険適用の場合と比較して費用は高額になりますが、セラミックは長期的に使える耐久性がある素材で、歯の健康にも良い素材ですので、自分の歯を長く大切にするための費用として検討して頂くのが良いと思います。

セラミックの種類を適切に選択する必要がある

セラミックにはいくつかの種類があります。

代表的なものでは、ガラスに似た素材の「E.maxクラウン」や人工ダイヤモンドと呼ばれる「ジルコニア」があります。

例えば、審美性重視の場合は、最も透明感があり天然の歯のように美しいE.maxがおすすめです。一方で、噛み合わせの強い奥歯の場合には、セラミックの中でもより丈夫なジルコニアを選択した方が良いことがあります。また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合も、ジルコニアをおすすめします。

ご自身のお口の状態に合った適切なものを選択するのが良いでしょう。当院では、色調や形などのご希望を伺うのと同時に、お口の状態を総合的に判断した上で、おすすめの素材をご提案させていただきます。

当院で取り扱っているセラミック

当院で取り扱っているセラミックの特徴と当院での価格を簡単に紹介していきます。

  • ハイブリッドクラウン

セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜた材料で作られて被せ物です。セラミックだけで作られたものより審美性や耐久性が劣りますが、比較的安価です。費用は66,000円です。

  • E.maxクラウン

全てセラミック素材でできた被せ物です。審美的に最も優れています。ただし強い力がかかる部分では割れるリスクがあります。費用は132,000円です。

  • ジルコニアモノシリッククラウン

強度と耐久性に優れたジルコニアを使った被せ物です。E.maxクラウンと比較すると審美性に劣りますが、丈夫で白く美しい歯を入れることができます。費用は143,000円です。

  • ジルコニアレイヤニングクラウン

ジルコニアの被せ物に専用の陶材を足し、審美性を高くしたものです。ジルコニアモノシリッククラウンよりも見た目が自然で前歯にも適しています。費用は165,000円〜です。

長持ちさせるためにはメンテナンスが必要になる

セラミック自体は人工物なので虫歯になりませんが、土台の歯や周囲の歯ぐきは天然の組織です。

土台の歯が虫歯になったり、周囲の歯ぐきなどの組織が歯周病に感染したりすることがあります。

虫歯や歯周病などのトラブルを予防するためには、定期的な検診やクリーニングなどのメンテナンスが大切です。

まとめ

セラミック治療は、見た目を美しくするだけでなく、機能的にも優れた治療を可能にします。二次虫歯のリスクが減るなど、長期的に歯の健康を保つためにもおすすめの治療だと言えます。

セラミック治療について不安や疑問がある方は、まずはお気軽にご相談ください。


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なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹

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