歯を白くしたい!歯科医院で歯を白くする方法や注意点を詳しく解説!
「歯を白くしたい!」という患者様が増えています。「ホワイトニング」という言葉を広告などで見る機会も増えているのではないでしょうか。
歯が白くなることで、お顔全体の印象も明るく、若々しくなります。
今回は、歯科医院で行なっているオフィスホワイトニング・ホームホワイトニングについて解説していきます。
歯科医院で行うホワイトニング治療とは
歯科医院で行うホワイトニングは、歯質自体を白くする審美歯科治療です。
医療機関でしか取り扱うことができない薬剤を使用しています。
近年、エステやジムなどで「歯のホワイトニング」と称したサービスを行なっているところがありますが、歯科医院で行うものとは全く別のものになります。
エステやジムは医療機関ではありませんので、歯質自体を白くすることはできません。表面的な歯の汚れを落とし、歯を本来の白さに戻すタイプのものになります。
本来、歯科医師や歯科衛生士でないと、口腔内の施術を行うことができませんので、「セルフエステ」という形をとって、お客様自身で施術を行うものになります。施術は自己責任になりますので注意が必要です。
歯科医院のホワイトニングは、歯を傷めることなく、歯質自体の色をトーンアップすることができます。
セラミック治療や歯ぐきの色素除去(ガムピーリング)との組み合わせもおすすめです。
オフィスホワイトニングの特徴
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯に専用の薬剤を塗布し、光を照射して、歯を白くするものです。歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、高濃度の薬剤を使用することができます。
効果が現れるのが早く、1回〜2回の施術で効果を実感することができます。結婚式などのイベントを控えている方など、出来るだけ早く白くしたい方におすすめです。
数回の施術を行なったり、次に解説するホームホワイトニングと組み合わせることで、より白くすることができます。
ホームホワイトニングの特徴
ホームホワイトニングは、自宅で行うタイプのホワイトニングです。
歯科医院で型取りを行い自分専用のマウスピースを作製し、ホワイトニングジェルを処方してもらいます。
その後、自宅でマウスピースにホワイトニングジェルを注入してから装着し、歯に薬剤を作用させます。
効果が現れるのに時間がかかりますが、じっくり白くしていくので「後戻りしにくい」というメリットがあります。
1日2〜3時間マウスピースを装着して、1〜2週間で効果が感じられるようになります。
デュアルホワイトニングの特徴
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。
両方のメリットを活かすことができるので、より白くしたい方、白さを長持ちさせたい方におすすめの方法です。
最初にオフィスホワイトニングを行い、一気に白くした後、ホームホワイトニングによって、じっくり薬剤を浸透させ、より白くしていくのが良いでしょう。
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングを行うにあたって、知っておきたい注意点があります。
ホワイトニングは歯を白くするのに有効な方法ですが、メリットばかりではありません。いくつかの注意点を解説していきます。
効果には個人差がある
ホワイトニングで得られる歯の白さには個人差があります。例えばオフィスホワイトニングにしても、1度の施術で満足のいく白さになる方もいれば、そうでない方もいます。
ホワイトニングを始める前に、人によって効果が異なることを理解しておきましょう。
なかには、もともと白くなりにくい歯質の方がいます。そのような場合には施術前に確認することができる場合もありますので、アドバイスをさせていただく事が可能です。
白さが永久に続くわけではない
ホワイトニングで得た歯の白さは、永久に続くわけではありません。時間の経過と共に色の後戻りが起こります。
効果の持続期間の目安は次のとおりです。
・オフィスホワイトニング 3ヶ月〜6ヶ月程度
・ホームホワイトニング 6ヶ月〜1年程度
・デュアルホワイトニング 1年以上
効果の持続期間についても、個人差がありますが、最も持続期間が長いのはデュアルホワイトニングになります。
後戻りが気になってきたら、オフィスホワイトニングの施術をもう1度受けるタッチアップという方法や、ホームホワイトニングのジェルを追加して、継続してホームホワイトニングを行う方法があります。ご自分に合った方法で、白さをキープしていきましょう。
ホワイトスポットやホワイトバンドが現れることがある
ホワイトニングを行うと、歯に真っ白なムラが現れることがあります。白斑のように点状になったものや、縞模様の様になったものがあります。
これは、歯のもともとのムラがホワイトニングによって表面化されたものになります。
徐々に馴染んできますが、オフィスホワイニングを再度行なったり、ホームホワイトニングを継続することで、目立たなくなってきます。
オフィスホワイトニング直後は着色しやすい
オフィスホワイトニングを行なった後、24時間〜48時間は、歯の表面を保護しているペリクルという膜が剥がれた状態になっており、飲食物などからの着色の影響を受けやすくなっています。
48時間が経過するまでは、色のついた飲食物を控えるようにする必要があります。
珈琲やワイン、カレーなど着色しやすいものは控えましょう。醤油やソース、トマトソース、ケチャップなどの調味料も着色のもとになります。出汁の味付けのものや、ホワイトソースなどを利用した料理がおすすめです。
人工物は白くならない
歯科治療で入れた被せ物や詰め物などの人工物は白くなりません。天然の歯のみ、薬剤に反応します。
被せ物や詰め物が入っている場合には、ホワイトニングを行なった後、天然の歯の白さに合わせた色の被せ物や詰め物に作り替えることで、より見た目が良くなります。
自費診療になる
ホワイトニング治療は、病気の治療ではなく、審美歯科治療にあたるため、保険が適用になりません。自費診療になります。
事前に料金説明などさせていただきますので、ホワイトニング治療が気になる場合には、お気軽にご相談ください。
ホワイトニングができないケース
ホワイトニングは、全ての人が受けられるわけではありません。ホワイトニングができないのは次のような方です。
・18歳未満の方
・妊娠中や授乳中の方
・知覚過敏がある方
・虫歯がある方
・無カタラーゼ症の方
ホワイトニングは、安全な施術ですが、妊娠中や授乳中の方への影響のデータがないため、念の為、妊娠中や授乳中の方は控えて頂いた方が良いです。
また、無カタラーゼ症の方は、ホワイトニング薬剤に使用している過酸化水素を体内で分解することができませんので絶対禁忌になります。
虫歯や知覚過敏については、症状のある部位や、状態によってホワイトニングが可能な場合もあります。先に虫歯の治療をする必要がある場合もありますので、ホワイトニング施術前の口腔内チェックで確認していきます。
当院では、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング、両方を行うデュアルホワイトニングを行なっています。
「歯の色を白くしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
また、歯ぐきの黒ずみを除去するガムブリーチも行なっています。歯ぐきの色でお悩みの方も是非ご相談ください。
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なぎ歯科クリニック大島 院長 杉本義樹