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ラバーダム防湿で成功率の高い根管治療を!おすすめの根管治療について詳しく解説!

ラバーダム防湿は、確実な治療を行う上で、とても効果的な施術です。特に根管治療では、ラバーダム防湿をすることで治療の成功率が上がります。              

今回は、歯科医院で行う根管治療とはどのような治療か解説した後、当院で行っているラバーダム防湿について詳しく紹介したいと思います。

根管治療とは

根管治療は、歯も神経や血管が通っている歯髄(しずい)がある根管内部の治療のことを指します。歯科治療ではごく一般的な治療です。

虫歯菌が入り込むなどして、歯髄に炎症が起きると、歯髄炎を起こして、歯がズキズキと痛むようになります。放っておいて治ることはなく、放っておくと歯髄組織は壊死し、炎症は歯の根の先に拡がります。

根管治療では、歯の神経を取り除き、根管内部に入り込んだ細菌を除去します。

根管治療を行うケース

根管治療を行うケースは、大きくわけて次の3つに分類されます。

歯髄炎の場合

虫歯を放置し、歯の神経にまで進行すると、根管内が汚染され歯髄炎の状態になります。

この状態になると安静にしていても歯がズキズキと痛みます。

歯の神経を取り除く治療を行い、根管内部の清掃を行う必要があります。

外傷などで歯の神経が死んでしまった場合

歯を強くぶつけるなどすると、虫歯でなくても歯の神経が死んでしまうことがあります。

歯髄の失活と言われる状態です。

そのまま放置していると、歯の変色が起こるだけでなく、根管内で細菌感染が起こるリスクもあるため、根管治療が必要になる場合があります。

歯の根の先に膿が溜まった場合

虫歯を放置し続けると、歯の神経は完全に死んでしまい、次第に歯の根の先に膿を溜めます。根尖性歯周炎という状態です。

また、以前に根管治療をした歯でも、内部に再び感染が起こると根尖性歯周炎になることがあります。根管治療に失敗が多いと言われる所以です。

根管治療の方法

根管治療は、歯の神経を取り除き、根管内部に侵入した細菌を徹底的に取り除く治療です。

細長い針のようなリーマーやファイルと言われる器具を使って、根管内の感染組織を取り除き、内部に消毒薬を入れて、細菌を除去し炎症を鎮めます。

根管内部に細菌が残っていると、再び感染を引き起こす原因になります。根管内部がきれいになるまで、消毒薬を入れて仮蓋をするまでの治療を繰り返します。

最終的にきれいになったことが確認できたら、最終的な充填材を根管内に詰めます。

根管治療は、虫歯を削って詰める治療と異なり、回数と時間がかかります。歯髄炎の場合は4〜6回程度、根尖性歯周炎の場合は、5回〜7回以上の回数がかかることもあります。

ラバーダム防湿とは

ラバーダム防湿は、口に医療用のゴムシートをかけて、治療する歯のみを露出させる施術です。治療部位に唾液が混入するのを防ぐことができます。

ここまでで解説したように、根管治療は根管内の細菌を徹底的に取り除く必要があります。

しかし、実際にはわずかな細菌が混入してしまうことがあり、再感染を起こし、再治療が必要になるケースが非常に多いです。日本での根管治療の成功率は30%〜50%とも言われる理由です。

ラバーダム防湿をすることで、根管内の唾液の混入を防ぐことができるので、根管治療の成功率を高めることができます。

海外ではラバーダム防湿が主流ですが、コストがかかるため、日本では取り入れている歯科医院が少ないのが現状です。根管治療は、ラバーダム防湿を行っている歯科医院で治療を受けるのがおすすめです。

当院では、コストや手間を惜しまず、ほぼ全ての根管治療でラバーダム防湿を取り入れています。

自費の根管治療

根管治療は、保険適用での治療が可能ですが、自費の治療を選択することもできます。

自費の根管治療では、制約がほぼありませんので、高度な技術と高品質な材料を用いた治療が可能です。

精密根管治療を行うことができ、治療の成功率がぐんと上がり、再発するリスクが少なくなります。

当院の根管治療の特徴

当院では、再発リスクの少ない精密根管治療を行っています。

ラバーダム防湿をほぼ全ての根管治療に取り入れるのと同時に、マイクロスコープやニッケルチタンファイルを利用した精密な治療を行います。

マイクロスコープ

マイクロスコープは、肉眼の20倍まで視野を拡大できる治療用の高精度顕微鏡のことを指します。根管はとても細いため、肉眼で見るのには限界があります。

当院ではマイクロスコープを用いて、歯の根の内部をしっかり目視した精密な治療を行います。細菌に感染した神経の取り残しを防ぐだけでなく、歯の根のひび割れなど、わずかな病変も見逃しません。

ニッケルチタンファイル

ファイルとは、根管内を清掃し根管を形成する、細い針のような器具です。

一般的に使用されているのはステンレスのファイルと比較して、ニッケルチタンファイルは、柔軟性が高く複雑な根管の内部も緻密に清掃することができます。

ニッケルチタンファイルを回転駆動するモーターと連動させた治療も行っており、効率的に治療を進められるようにしています。

治療時間や回数を減らすことができ、患者様の負担はぐんと少なくなります。


当院は、自費の根管治療に対応しており、精密根管治療を行っています。

精密な根管治療をするためには、ラバーダム防湿が欠かせません。当院では、ほぼ全ての根管治療でラバーダム防湿をしています。

再治療のリスクを抑えた確実な根管治療には自信があります。

根管治療についてご質問がありましたら、お気軽にどうぞ。

当院の根管治療についてはこちら

なぎ歯科クリニック大島 院長 杉本義樹

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