クリニックブログ

BLOG

セラミック治療で痛みはあるの?セラミック治療の疑問や不安を解決!

セラミック治療は、歯の被せ物や詰め物をする治療で、セラミックという素材のものを入れる治療です。

セラミックは、陶器と同様の素材で、審美性がとても高く、天然の歯のような透明感と白さを再現することができます。

「口元の見た目を良くしたい!」という方に人気のセラミック治療ですが、他の歯科治療でもあるように、痛みに関する不安を抱いている方も少なくありません。

今回は、セラミック治療で痛みがあるのか、セラミックの治療内容について詳しく解説していきます。

セラミック治療中は痛みを感じる?

治療をする歯が、神経がある歯か、無い歯なのかによって、痛みの感じ方は異なります。

セラミック治療をする時は、被せ物を入れるための土台をつくる時に歯を削りますが、神経の治療をした歯であれば、削っても痛みを感じることはありません。

神経がある歯の場合には、そのままでは削った時に痛みを感じることがありますので、局所麻酔をしてから治療を行います。

局所麻酔を使用すれば、痛みを感じることはありません。

当院では、局所麻酔を行う際も、できるだけ不快感を減らすための工夫をしています。

最初に、ジェル状の表面麻酔で歯ぐきをしびれさせ、その後に極細の注射針でゆっくりと麻酔薬を注入します。これにより、針を刺す際の一瞬の痛みも感じにくくなります。

また、痛みを感じる理由のひとつに「体温と麻酔液の温度差」がありますが、当院ではこの温度差を埋めるために、体温程度に温めた麻酔液を使用しています。

セラミック治療直後に痛みを感じる場合、考えられる原因とは

セラミック治療直後に痛みを感じると、不安になることかと思います。

考えられる原因をあらかじめ知っておくと安心です。

一時的に神経が過敏になっている

神経がある歯にセラミック治療をした後は、歯を削った時の刺激によって、一時的に神経が過敏になっている可能性があります。

神経の過敏は一時的なもので、次第に治まります。

噛み合わせが合っていない

セラミックの被せ物の噛み合わせが合っていないと、歯に負担がかかり、痛みを感じることがあります。神経のある歯・無い歯に関わらず起こります。

セラミックの被せ物を入れる際は、噛み合わせを十分に調整してから装着しますが、実際に使用してみると不具合を感じることもあるでしょう。

治療後に「噛み合わせが合っていない」と感じた場合には、早めに受診をするようにしましょう。

ご自身で分かりにくい噛み合わせの不具合に関しては、定期検診でチェックしていきます。

セラミックの被せ物が合っていない

セラミックの被せ物の適合がよくないと、自分の歯質とセラミックとの間に隙間が生じ、痛む・しみるといった症状が出ることがあります。神経を残している場合に起こります。

当院では適合状態をしっかりと確認して装着しますが、装着後に不具合を感じた場合には、早めにご連絡をいただけるようお願いします。

セラミック治療後しばらくして痛みを感じる場合、考えられる原因とは

治療直後は痛みを感じなくても、使用しているうちに痛みを感じることがあります。

定期検診で予防できるケースがほとんどですので、次のような状態が起こらないように、定期検診を受診するようにしましょう。

二次虫歯ができている

二次虫歯とは、一度治療をした歯が再び虫歯になることです。

セラミックは経年劣化が起こりにくい素材のため、歯と被せ物の間に隙間ができにくく、二次虫歯になりにくいといえます。

しかし、ケアを怠っていると二次虫歯になる可能性があります。

神経が残っている歯が二次虫歯になると、歯が痛む・しみるなどの症状が出るようになります。

神経が無い歯の場合は、二次虫歯になっても痛む・しみるというような症状は起こりません。この場合、症状が無いため二次虫歯に気づかないことが多く、気づいた時には歯を残せないほど虫歯が大きくなっていることもあります。痛み・しみるといった症状が無くても注意が必要です。

定期検診とクリーニングで、二次虫歯になるのを予防するようにしましょう。

知覚過敏になっている

歯ぐきが下がり、歯の根の表面が露出すると、神経がある歯であれば知覚過敏が起こる可能性があります。

歯ぐきが下がるのには、歯周病や加齢、ブラッシング圧の強さなどが影響します。

定期検診とクリーニングで歯周病を予防し、適切な方法で歯みがきを行うことが大切です。

セラミックが欠けている・割れている

歯に強い力が加わると、セラミックが欠けたり割れることがあります。

神経がある歯の場合、破損部分から刺激が伝わり、歯が痛む・しみるなどの症状が出ることがあります。

定期検診で噛み合わせのチェックを受けるようにし、問題がある場合には、早めに対処をすることが大切です。

セラミックを長持ちさせるためのポイント

セラミックは、保険適用の被せ物と異なり、経年による劣化が少ないという特徴があります。しっかりとケアをすれば、長期間使用することができる優れた材料です。

痛みなどのトラブルを起こさず、長持ちさせるためのポイントは次の通りです。

治療前にセラミックの種類をしっかり選択する

セラミックは、陶器と同様の素材で審美性が高いのが特徴ですが、オールセラミックと言われる被せ物(E.maxクラウン)は、急激な力が加わったり、持続的に強い力がかかっていると、割れてしまうリスクがあります。

噛み合わせが強い奥歯などでは、セラミックの中でも強度がある「ジルコニア」を選択した方が良い場合があります。

歯科医院では、患者様に合わせた治療法をご提案させていただきますので、セラミック治療をご希望の場合は、セラミックの種類についても納得いただいた上で治療を進めるようにしてください。

定期検診を受ける

定期的に歯科医院の検診を受けることで、虫歯や歯周病、噛み合わせのトラブルなどを早期に発見することができます。セラミックの歯も同様です。

定期検診で、セラミックの歯のトラブルに気づくことができれば、早めに対処することが可能です。

丁寧にお口のケアを行う

セラミックの歯は、人工歯ですが、土台となる歯はご自身のものです。セラミックが汚れが溜まりにくい素材ですが、ケアを怠ると、被せ物と歯の境目から虫歯になったり、歯の周囲に炎症を起こして歯周病になってしまうことがあります。

毎日の歯磨きを丁寧に行うようにしましょう。

歯ぎしりや食いしばりを改善する

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、日常的に歯に大きな負荷がかかります。セラミックの歯に負担がかかっていると、破損のリスクがあります。

日中の自覚がある食いしばりであれば、意識をするだけでも改善する可能性があります。上下の歯で噛み締めている感じがある場合には、意識をして歯を離すように心がけましょう。

無意識下で行なっている睡眠時の歯ぎしりは、ナイトガード(マウスピース)を装着して、歯にかかる負担を軽減させることができます。

違和感がある場合は早めに受診する

セラミックの歯が痛いと感じるなど、違和感がある場合は早めに受診をするようにしましょう。早めに適切な処置を受けることで、問題が大きくなる前に解決することができます。


なぎ歯科クリニック大島では、セラミックの被せ物を取り扱っています。

セラミック治療に関して不安なことや疑問がある場合には、お気軽にお問い合わせください。

セラミック治療についてはこちら

なぎ歯科クリニック大島 院長 杉本義樹

診療予約について

RESERVE

患者さまをお待たせしないために、完全予約制とさせていただいております。お電話もしくは予約フォームから予約をお取りいただけます。

 
9:00-13:00
14:30-18:00
休診日:木曜日 / 祝日

〒136-0072
東京都江東区大島7-1-1 STANDZ大島2階
都営新宿線/大島駅/徒歩2分
都営新宿線/東大島駅/徒歩8分