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マウスピースはこんな人におすすめ!マウスピース矯正の特徴をわかりやすく解説!

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。装置が透明で目立たないため、周囲の目を気にすることなく矯正治療を続けることができます。人と話す仕事をしている大人の患者様や、見た目が気になる年頃の患者様に人気の矯正治療方法です。

今回は、そんなマウスピース矯正の特徴について、メリットやデメリットも含めてわかりやすく解説していきます。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を動かしていく比較的新しい矯正治療方法です。毎日マウスピースを装着し、決められた期間ごとに次の段階のマウスピースに交換することで、徐々に歯を動かしていきます。

マウスピース型矯正装置には、いくつかの種類があります。当院では世界シェアNo1のアラインテクノロジー社の「インビザライン」や、デジタル技術を駆使したデンツプロライナー社の「Sure Smile アライナー」を取り扱っています。

マウスピース矯正で歯が動く仕組み

歯の周りには、歯を支える骨(歯槽骨)と歯と歯槽骨を結ぶ組織(歯根膜)があります。矯正治療により歯に力が加わると、歯根膜に力が伝わり、歯が動く側の歯根膜は縮み、反対側の歯根膜は引き伸ばされます。

縮まった方の歯根膜では、破骨細胞が活発になり骨が溶かされていきます。一方で引き伸ばされている方の歯根膜では骨芽細胞が活発になり骨が作られていきます。これらの働きを繰り返すことによって、歯は徐々に動いていきます。

マウスピース矯正の場合は、矯正治療完了までの歯の動きをシミュレーションし、歯を動かす方向に徐々に形を変えたマウスピースが作製されます。インビザラインの場合は、1枚のマウスピースで約0.25mm歯を移動させることができます。

マウスピースの交換日数の目安は10日〜2週間程度です。決められた日数が経過したら次の段階のマウスピースに交換していきます。

マウスピース矯正の治療期間

マウスピース矯正の治療期間は2ヶ月〜3年程度です。期間に差があるのは、ごく軽度の症例〜歯を動かす距離が多い症例まで、お口の状態に個人差が大きいためです。

マウスピース矯正には、「部分矯正」と「全部矯正」があります。奥歯を含めた全体を動かすものが「全体矯正」で、前歯の見た目が気になる部分だけを動かすものが「部分矯正」です。

矯正期間を比較すると、全体矯正が1年〜3年程度、部分矯正が2ヶ月〜1年程度です。

前歯が気になる場合でも、歯並びや噛み合わせに奥歯が影響している症例も多いため、部分矯正を希望していても適応にならないことがあります。

お口の中の検査・診断後、治療計画を立てて、おおよその治療期間がわかってきます。

マウスピース矯正の費用の相場

矯正治療というと、気になる点の一つが費用なのではないでしょうか。

矯正治療は保険が適用にならないため、一般の歯科治療と比較して高額になります。

費用の相場は、全部矯正で40万円〜130万円程度、部分矯正で30万円〜70万円程度です。これらはあくまで相場で、患者様のお口の状態によって異なります。

治療計画と合わせて、詳しく説明させていただきます。

また、これらの費用とは別に定期的に通院していただく際に調整料がかかります。相場は5,000円〜1万円程度で、当院では5,500円の調整料をいただいています。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリットを詳しくみていきましょう。

装置が目立たない

マウスピース矯正の最大のメリットは「装置が目立たない」ことです。従来からあるワイヤー矯正は、矯正装置を歯に固定させる必要があり、場所によっては目立ってしまうのが難点でした。会話をしている時などに見えるので、見た目を気にする人にとっては、装置が目立つことで矯正治療を躊躇していた方もいるかもしれません。

マウスピース矯正の装置は、透明で目立たないので、周囲の目を気にすることなく、矯正治療を続けられます。

取り外しができる

マウスピースは取り外し式のため、食事をする時や歯みがきをする時には外すことができます。いつもと同じように食事を楽しむことができ、装置に食べカスが詰まるなどの心配もありません。

固定式の装置と比べて、歯みがきもしやすいので、お口の中の衛生を保ちやすくなります。

金属を使用しないので身体に優しい

マウスピース矯正は一切金属を使用していないので、身体に優しいのが特徴です。

既に金属アレルギーがある方でも使用することができますし、金属アレルギーにならないか心配な方でも安心して治療を続けられます。

ワイヤー矯正と比較して違和感や痛みが少ない

マウスピース矯正は、歯にゆっくり力をかけて動かしていくので、従来からあるワイヤー矯正と比較して、痛みが少ないのが特徴です。

また、装置の凸凹が少なく、装着時の違和感も少ないです。粘膜が傷つく心配もほとんどありません。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正はメリットの多い矯正方法ですが、デメリットもあります。

お口の状態を一度みせていただき、患者様の希望とメリット・デメリットを考慮した上で、マウスピース矯正を選択するのか決めていくのが良いでしょう。

一定時間の装着が必要

マウスピースは取り外し可能な装置ですが1日20時間〜22時間の装着を想定して作製しています。装着時間が短いと矯正力が十分にかからず、計画通りに歯が動かなくなってしまいます。食事の時と歯みがきの時以外は、基本的に装着しているのが良いでしょう。

生活スタイルが不規則な仕事をしているなど、1日20時間の装着が難しい人は、ワイヤー矯正を選択した方が良い場合もあります。

マウスピース矯正の場合は、必ず装着時間を守るようにしましょう。

マウスピースの自己管理が必要

マウスピース矯正は、マウスピースの管理を自分でしなくてはなりません。装着時間はもちろんですが、マウスピースの交換時期を守ること、マウスピースを清潔に保つこと、マウスピースを紛失しないよう注意することも大切です。

管理ができていないと、計画通りに治療が進まなくなることがあります。

細かな管理が苦手な人は、固定式のワイヤー矯正の方が向いていることもありますので、検討するのも良いでしょう。

歯並びの状態によっては適応外

マウスピース矯正は、多くの症例に適応できる矯正方法ですが、歯並びの状態によっては適応外になることがあります。

例えば次のような症例では、適応外になる可能性があります。

・重度の受け口や出っ歯など

・抜歯が必要で歯を大きく動かす必要がある

その他、マウスピース矯正よりも、ワイヤー矯正の方が、スムーズに治療が進むケースもあります。お口の状態に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。

まずはお口の状態を検査し、適応可能が判断する必要があります。

矯正相談

矯正治療の内容は「人によって異なる」ところが多いです。

歯並び・噛み合わせの状態によって、治療期間や費用も異なります。マウスピース矯正が可能かどうかも診断が必要になります。

当院では、多くの患者様が矯正治療を検討できるように、無料の初回相談を実施しています。「マウスピース矯正が気になる」という方は、まずは矯正相談を受けていただき、ご自分に合った矯正方法について詳しく知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

お気軽にご相談ください。

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