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インビザラインがはまらない!割れてしまった!矯正中のトラブルと対処法

インビザラインは、世界100カ国以上の国々で提供され、900万人を超える方が治療を受けているマウスピース型矯正治療システムです。

装置が目立たないことに加え、他のマウスピース矯正と比較して適応できる症例が多いことが特徴です。

今回は、矯正中に「マウスピースがはまらない」「マウスピースが割れてしまった」など、起こりえるトラブルを挙げ、対処法を詳しく解説します。

インビザライン矯正中に起きるトラブル

インビザライン矯正中は、他の矯正方法でもそうですが、トラブルが起こることがあります。起こりえるトラブルには次のトラブルが挙げられます。

・マウスピースがはまらない

・マウスピースが割れてしまった

・アタッチメントが取れてしまった

・マウスピースを紛失してしまった

注意していても、予期せぬトラブルは起こることがあります。

矯正治療をスムーズに進めるためには、トラブルを出来るだけ避け、トラブルが起きた時は適切に対処することが大切です。

トラブル①マウスピースがはまらない

マウスピースが浮いてしまって、うまくはまらないことがあります。

そのまま使用しつづけても、歯に十分な矯正力がかからず、計画通りに歯が動きません。

しっかりはまるように対処をする必要があります。

マウスピースがはまらない原因

マウスピースがしっかりはまらないのには、次の原因が考えられます。

計画通りに歯が動いていない

計画通りに歯が動いていないと、マウスピースがうまくはまらなくなる事があります。

マウスピースの装着時間が足りていないと、計画通りに歯が動いていない可能性があります。

インビザラインのマウスピースは、1日20時間〜22時間の装着が推奨されています。装着時間が守られていないと計画通りに歯が動きません。

また稀にですが、マウスピースの装着時間を守っているにも関わらず、複雑な歯並びや個人差の問題でシミュレーション通りに歯が動かないことがあります。

チューイを使っていない

インビザラインのマウスピースを装着する際は、チューイという専用の装着器具の利用が推奨されています。手で装着することもできますが、チューイを使用するとしっかりとマウスピースを歯に密着させることができます。

対処法

日頃から、マウスピースの装着時間をしっかり守ることが大切です。

マウスピースがはまらない時は、チューイーを積極的に利用するようにしましょう。

それでもうまくはまらない時は、早めに歯科医院に連絡をするようにしてください。計画の見直しが必要になることがあります。

トラブル②マウスピースが割れてしまった

インビザラインのマウスピースは、厚さ約0.5mmのプラスチック製です。使用方法を誤ったり突然の衝撃があると割れてしまうことがあります。

マウスピースが割れてしまう原因

マウスピースが割れてしまうのには、次のような原因が考えられます。

マウスピースを装着したまま食事をする

食事をする時には、マウスピースを外す必要があります。

マウスピースを装着したままだと破損のリスクがあります。

誤った保管方法

マウスピースは、食事中は歯磨きの時に外すことができますが、取り外した時には専用のケースに入れることをおすすめします。

そのまま机に置いておくと、うっかり上から物を置いたり、落として踏んでしまうことがあります。

マウスピースを無理に外す

マウスピースを外すのにはコツがあります。

無理に外そうとすると、余計な力がかかり割れてしまうことがあります。

歯ぎしりや食いしばりの癖

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、マウスピースが割れてしまうリスクが高くなります。

対処法

インビザラインのマウスピースが割れてしまった時には、まずはすぐに歯科医院に連絡をするようにしましょう。割れた状態で使っていても、矯正効果はありません。

歯科医師の判断で、そのまま装着する場合、一つ前のマウスピースを装着する場合、次のマウスピースを装着する場合があります。装着可能な状態か、自己判断はせずに、必ず歯科医師の指示に従うようにしてください。

また破損防止のために、日頃からマウスピースの取り扱い・保管には注意するようにしましょう。

トラブル③アタッチメントが取れてしまった

インビザライン矯正では、矯正力を高めるために、歯にプラスチック製のアタッチメントという突起を取り付けることがあります。アタッチメントは固定式で、その上からマウスピースを装着することで、効率的に歯を動かすことができます。

強い衝撃が加わったり、接着力が弱くなってしまうと、アタッチメントが取れてしまうことがあります。

アタッチメントが取れてしまう原因

アタッチメントが取れてしまうのには、次の原因が考えられます。

マウスピースの着脱時の衝撃

通常アタッチメントは自分では外すことができませんが、マウスピースを着脱する時に引っかかって取れてしまうことがあります。

固い食べ物を食べた時の衝撃

アタッチメントは、歯に直接ついているため、食事の時もそのままです。固い食べ物を食べた衝撃で取れてしまうことあります。

アタッチメント周囲の汚れ

アタッチメント周囲は、段差があるため、汚れが溜まりやすくなっています。汚れが蓄積されると、接着部が劣化し外れてしまうことがあります。

アタッチメントの横から虫歯になってしまって、外れてしまうこともあるので注意が必要です。

対処法

アタッチメントが外れてしまった場合には、すぐに歯科医院に連絡するようにしましょう。アタッチメントが外れたままだと、十分な矯正力がかからず、計画通りに治療が進みません。再度取り付ける治療を行います。

また、アタッチメントはとても小さく、歯と同じような色をしているため、外れたことに気が付かないことがあります。マウスピース取り外しの時に、鏡でアタッチメントを確認して、対応の遅れを予防しましょう。

矯正中の定期通院で、外れていることに気づくこともあります。定期通院は必ず行くようにしましょう。

トラブル④マウスピースを紛失してしまった

マウスピースがしっかり管理できていないと、外した時に紛失してしまうことがあります。

紛失してしまうと作り直しが必要になることもあります。

マウスピースを紛失してしまう原因

マウスピースを紛失してしまう原因のほとんどは、保管場所が決まっていないことによるものです。

インビザラインのマウスピースは、食事中や歯磨き中は外します。外した時にティッシュやナプキンの上などに置くと、透明で目立たないため、そのまま捨ててしまうこともあります。

対処法

マウスピースを紛失したら、すぐに歯科医院に連絡するようにしましょう。再作成もしくは、次のマウスピースを装着するなどの対応を取ります。

紛失防止のために、マウスピースを外したら、専用のケースに入れる癖をつけましょう。

まとめ

インビザラインによるトラブルが起きた場合には、まずは歯科医院に連絡をするようにしましょう。自己判断でマウスピースを装着し続けるのは止めましょう。

早めに対応することで、治療計画が大幅に乱れるのを防ぐことができます。

当院では、インビザラインをはじめとするマウスピース矯正を行なっています。

マウスピース矯正を希望の方に、無料相談も行なっておりますのでお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正について詳しくはこちら

なぎ歯科クリニック大島 院長 杉本義樹

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