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マウスピース矯正中の困ったトラブルの対処法を解説!

マウスピース矯正は、装置が透明で目立たないので、周囲の目が気になる方に人気の矯正方法です。従来のワイヤー矯正に比べて見た目のストレスが少ないため、装置の見た目に抵抗があった方や、人前に出るお仕事をされている方でも気軽に矯正治療を始めやすくなっています。

しかし、マウスピース矯正は「目立たない・快適」と言われる一方で、使用中にちょっとしたトラブルが起こることもあります。例えば「マウスピースがはまらなくなった」「外したらなくしてしまった」など、実際に治療を始めた患者さんからもよくあるご相談です。

今回は実際に起こりやすいトラブルとその対処法について解説していきます!

これから治療を始める方、すでに矯正中の方も、ぜひ参考にしてみてください。

どんなトラブルが起こるの?

マウスピース矯正中に起こりやすいトラブルには次のようなトラブルがあります。

マウスピースの破損・変形

矯正治療用のマウスピースは熱に弱く、誤って熱湯で洗浄してしまうと変形する恐れがあります。変形すると適切に装着できず、矯正効果にも影響が出てしまいます。

また、着脱時に力を入れすぎてしまうと、ヒビが入ったり割れたりしてしまうことがあるので注意が必要です。

装着時間が守れない

マウスピースは1日20〜22時間の装着が基本です。外食や旅行が続くと「ちょっとくらい外しても…」となりがちですが、装着時間が足りないと歯が計画通りに動かなくなります。

食事や歯磨きの時以外は、基本的には装着したままになります。

装着時間が少なくならないように気をつけましょう。

痛みや違和感が強い

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正と比較して比較的痛みが少ない矯正方法です。しかし、矯正を開始した直後や、新しいマウスピースに交換した直後は、歯が動き始めることで痛みや違和感を感じることがあります。

通常は数日で治りますが、特定の歯に強い痛みが続く場合など、痛みが長引く場合には、装置が合っていない可能性もありますので、早めに受診するようにしましょう。

マウスピースの紛失

マウスピースを外した時に紛失してしまうことがあります。

よくあるのは、外食時にティッシュに包んで置いていたら、そのまま捨ててしまった…というケースです。また、テーブルの上に置いていたらペットにかじられた、というケースもあります。

マウスピースを外したら、必ず専用のケースに入れるようにしましょう。犬や猫などのペットを飼っている方は、置き場所にも注意しましょう。

マウスピースがはまらなくなった

「次のステップのマウスピースがきつくて入らない」「途中で浮いてしまう」など、装着できなくなるトラブルも起こり得ます。

多くは装着時間が不足していて、歯の移動が不十分な場合に起こります。

うまくはまらない場合は、無理に装着せず、歯科医院に連絡をするようにしてください。

トラブルが起きたときの正しい対処法

トラブルが発生した場合は、自己判断で続けるのではなく、できるだけ早く医院へ連絡することが大切です。

痛みは数日で治ることがほとんどです。痛みが続く場合には、必ず受診するようにしましょう。

前段階のマウスピースを装着する

破損や紛失の時は、応急処置として、ひとつ前の段階のマウスピースを装着するという方法があります。一度歯科医院に連絡して、前段階のマウスピースを装着しても良いか確認するようにしてください。

柔らかい食事をとる

痛みが強い時は、柔らかめの食事がおすすめです。よく煮るなど、調理方法を工夫すると良いでしょう。マウスピース矯正を始めたばかりの時や、装置を交換したばかりの時は、痛みが出やすいので、外食の予定などは控えておくのが安心です。

患部を冷やす

痛みが強い時は、患部を冷やす方法があります。頬の外側から冷湿布や濡れたタオルで優しく冷やすようにしましょう。

冷やしすぎは、痛みが増すことがあります。氷を口に含むなど、直接冷やすことは避けましょう。

鎮痛剤を服用する

痛みが辛い時は鎮痛剤を服用するのも方法の一つです。

歯科医院で処方されたものが無い場合には、市販の鎮痛剤の使用も可能です。長期間使用すると歯の動きに影響することがありますので、心配な場合はご相談ください。

マウスピース矯正をスムーズに進めるためのポイント

マウスピース矯正のトラブルを未然に防ぎ、スムーズに治療を進めるためには、いくつかの注意点があります。

装着時間を管理する

マウスピースの装着時間が短くならないように注意しましょう。

1日20時間〜22時間の装着が基本になりますので、食事や歯磨きなどで外す時間は、2時間〜4時間になります。管理が難しい場合には、アプリやタイマーなどを使用するのも良いでしょう。

マウスピース矯正にはさまざまなシステムがありますが、当院で取り扱っているインビザラインには、専用アプリが用意されています。またそれ以外にもマウスピース矯正中の人が誰でも使えるアプリが多く出回っていますので、自分が使いやすいものを選んでみましょう。

ケース保管の習慣化

マウスピースの紛失や破損を予防するために、外した時には、専用のケースに保管する習慣をつけましょう。外出時には、外した時のためにできるだけケースを持ち歩くのが良いでしょう。

洗浄は優しく丁寧に

マウスピースは、熱湯や強い力により、変形することがあります。

マウスピースの洗浄は、常温〜ぬるま湯を使用するのが良いです。40度を超えるようなお湯は使わないようにしましょう。

また、洗浄剤は専用のものを使用するようにしましょう。

定期通院を忘れない

マウスピース矯正は、装置自体の調整はほとんど必要がない矯正方法ですが、定期的に歯科医院で経過をチェックする必要があります。

予定どおり歯が動いているか確認することで、トラブルの早期発見につながります。定期通院を忘れないようにしましょう。

当院の安心サポート

当院では、マウスピース矯正が順調に進んでいるか、こまめに経過チェックを行なっています。マウスピース矯正中、何かトラブルがあった時は、いつでもお電話をお待ちしています。

対処法について伝えさせていただき、必要に応じて早めに来院していただきます。

マウスピースを紛失した場合の再発注もスムーズに行いますので、ご安心ください。

マウスピース矯正は、しっかり続けることで理想の歯並びを手に入れることができる治療法です。

トラブルを未然に防ぎ、万一の時にも慌てないよう、正しい知識と対処方法を知っておきましょう。


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なぎ歯科クリニック大島 理事長 杉本義樹

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